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石垣市で”トーチカ”出土 旧日本軍が構築か

石垣市真栄里の商業施設の建て替え工事現場で、沖縄戦当時の旧日本軍が構築したとみられるトーチカが見つかり、報道陣に公開されました。

トーチカとは敵の進軍を防ぐために頑丈に造られた陣地のことです。

津波で打ち上げられたとみられる巨大な津波石を利用して旧日本軍がセメントとモルタルで補強して造ったもので、幅が6.3メートル、奥行きが4メートル、高さは2.4メートルです。

壁には機関銃を撃つための銃眼が設けられていて、砲弾を受けた屋根の部分は鉄筋がむき出しとなっています。

今年3月に商業施設の建て替え工事を進めている現場で見つかり市の教育委員会は「真栄里宮鳥トーチカ跡」と名付けました。

▽株式会社琉球サーベイ金武正紀調査員
「こういう戦争の傷跡が生々しく残っているとは思ってもいなかった」

発掘調査の後トーチカは取り壊される予定で、教育員会が調査報告書をまとめる事にしています。

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