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沖縄県庁PFAS泡消火剤漏出の公表遅れに那覇市議会が抗議
県庁の地下駐車場でPFASを含む泡消火剤が漏れ出て久茂地川に流出したにも拘わらず県の公表が遅れた問題を受け、那覇市議会が玉城知事に抗議する決議を賛成多数で可決しました。
今年6月、県庁の地下駐車場で泡消火剤が漏れ出て久茂地川に流出しました。
泡消火剤には人体への有害性が指摘されるPFAS=有機フッ素化合物が含まれていましたが、県は先月までこの事実を公表していませんでした。
那覇市議会ではこうした県の対応に抗議する決議案が提出されました。
大山孝夫議員
「県の事故の公表が遅れたことにより、市民・県民に対する危険が放置され、大きな不安を抱かせたことに対し誠に遺憾であるため強く抗議する」
採決を前に議案の内容がまだ精査できていないとして一部の議員が退席し、賛成多数で可決されました。
一方、県議会で県の宮城力総務部長は公表が遅れたことを謝罪し「今後県民生活に影響を及ぼす恐れがある事象が起きた際には速やかに公表する」と述べました。
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