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無人偵察機「МQー9」嘉手納基地での運用に向け移駐式
これまで鹿児島県の自衛隊基地で運用されていたアメリカ軍の無人偵察機МQー9。11月から嘉手納基地で運用されるのを前に、13日部隊の移駐式が開かれました。
アメリカ軍の無人偵察機MQー9は、去年11月から1年間の期限を設けて鹿児島県にある海上自衛隊鹿屋航空基地に8機が配備されていました。
MQー9は11月から嘉手納基地で運用される予定で鹿屋航空基地では13日、無人機を運用する部隊の移駐式が行われました。
これに先立って12日、機体を公開したアメリカ軍は今後の嘉手納基地への展開について言及しました。
米軍関係者「機体は嘉手納基地に向けて飛び立ちます。他の貨物はまとめて輸送することになっているが、いつ送るのかはまだはっきり決まっていない」
MQー9は今年8月に滑走路から外れてオーバーランする事故を起こし、1カ月以上運用が停止しましたが、アメリカ軍は事故の原因を公表していません。
米軍関係者「(原因は)まだ調査中ではっきりとした原因は現段階では言えないので、調査結果が出てからの報告になる。」
鹿屋航空基地でのМQー9の運用は1年間の期限付きでしたが嘉手納基地での運用には期限が設けられず、基地周辺の自治体からは基地負担の増加を懸念する声も上がっています。
沖縄テレビの取材に対しアメリカ空軍は16日にMQー9を運用する部隊が嘉手納基地に配備され、機体は今後、数週間のうちに偵察活動に備えて嘉手納基地に到着する予定だとしています。
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