沖縄県　また行政手続きミス　補助金２億３０００万円受け取れない恐れ

県が昨年度から実施している港の改修工事について国に補助金を請求する手続きに不備があり、約２億３０００万円を受け取れない恐れがあることがわかりました。

玉城知事
「これまで度重なる不適切事象が発生しており、公務に対する信頼を損ねることとなった事態を重く受け止めています。今回の不備について厳しく精査の上、再発防止及び信頼回復に全力で取り組んで参ります」

県は昨年度末から中城湾港の橋の耐震補強工事など２件の事業を実施していて、費用の９割、約２億３０００万円は国からの補助金を充てる計画です。

工期が年度をまたぐことから昨年度国に補助を申請する手続きが必要でしたが、申請されていなかったため補助金を受け取れない恐れがあるということです。

県は昨年度の特別会計でも手続きを誤り赤字を計上していて、玉城知事は「信頼を損なうことを重く受け止める」と謝罪しました。