キジムナーに柔術？　新種のヒメイカ発見

沖縄科学技術大学院大学ＯＩＳＴとオーストラリアの大学の研究者などが、このほど沖縄本島沿岸で新種のヒメイカ２種を発見し、沖縄にちなんだユニークな名前がつけられました。

沖縄本島沿岸で新たに発見されたのは２種のヒメイカで、大きなものでも体長１２ミリほどしかない小さなイカです。

ＯＩＳＴの海洋気候変動ユニットのほか、オーストラリアの大学研究者や水中写真家の協力によって発見・記録されました。

このうち１種はリュウキュウヒメイカという和名がつけられ、体が小さく赤いことから学名は沖縄の精霊キジムナーにちなんで「Ｉｄｉｏｓｅｐｉｕｓ　ｋｉｊｉｍｕｎａ」と名付けられました。

もう１種は相手と組み合って捕食する様子が柔術に似ていることから「ｋｏｄａｍａ　ｊｕｊｕｔｓｕ」という学名がつけられました。

今回の発見についてＯＩＳＴは「サンゴ礁や藻場に生息していて沖縄における生物の多様性を浮き彫りにすると同時に、環境を守り続けることの大切さを認識することができる」としています。