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よみがえる泡盛ラベル 泡盛文化の継承に期待
県酒造組合で見つかった本土復帰前の泡盛ラベル120点をまとめた記念誌がこのほど完成し、関係者は泡盛文化の継承に活用したいと意気込んでいます。
去年の暮れ、県酒造組合の組合の書庫から見つかったのは1950年から60年代に作られた色鮮やかな泡盛ラベルです。
ラベルには当時の社名や所在地のほか、アルコール度数、容量など、琉球政府が義務づけていた内容が確認できます。
10月31日、県酒造組合では見つかった泡盛ラベルを製本した「よみがえる琉球泡盛ラベル」がお披露目されました。
編集委員を務めたまさひろ酒造の比嘉昌晋会長は泡盛文化の継承に活用したいと意気込みました。
比嘉昌晋編集委員
「次の世代に残したい一冊としてこの本を作らせていただいた。ラベルを見れば歴史になりますのでそういう意味では良い材料、業界にとっては一級資料だと思います」
泡盛文化の継承や消費の拡大に加え、地域に根ざしたかつてのラベルを復刻させるなど、町おこしにも繋がる可能性があると関係者は期待を寄せています。
「よみがえる琉球泡盛ラベル」は、11月1日から那覇市港町の県酒造組合事務所で販売されます。
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