公開日

春高バレー沖縄予選決勝 男女とも西原・首里が激突

春の高校バレー男女の沖縄県代表決定戦が豊見城市で行われ、夢のオレンジコートへの切符をかけた手に汗握る熱戦が繰り広げられました。

女子は3連覇がかかる首里高校と3年ぶりの優勝を狙う西原高校の対戦。

2年生、6番・新城光の活躍で勢いに乗った首里が第1セットを奪いました。

一方、今年の大会は一度も首里に負けていない西原が撃の幅を徐々に広げていくと2セットを連取し、全国に王手をかけました。

しかし、春高の舞台だけは譲れない、3連覇がかかる首里はキャプテン新垣結理が気迫のプレーで得点を重ね西原を追い上げます。

この大舞台で1年生の川根結香が存在感を示すなど全員バレーを発揮した西原が3年ぶり10回目の頂点に立ちました。

西原高校・大嶺若日子キャプテン
「2年間、悔しい思いをして、最後の最後で自分たちの代で取れて嬉しいです。(プレーの)精度を極めて、全国で通用するようなチームにしていきたいと思っています」


女子と同じく西原と首里の対戦となった男子の決勝。試合序盤に主導権を握ったのは連覇を目指す西原でした。

2年生の大松悠樹が巧みにコースを打ち分け、このセットだけで7点をあげる活躍をみせます。

一方、去年決勝で西原に敗れリベンジに燃える首里は身長192センチの1年生・崎山陽生(崎は「はしごだか」)がチームを鼓舞します。

中学時代、日の丸を背負って海外遠征に参加した自信を胸に次々と得点し食らいつきますが終盤にミスが続き、第一セットは25対20で西原が先取します。

これで勢いにのった西原は第2セットも奪い、全国大会進出に王手をかけます。

勝負の第3セットは今年度の国体少年男子のビーチバレーで全国制覇をした西原の田崎憲斗と首里の崎山翔生(崎は「はしごだか」)のエースが火花を散らします。

このセットを落とせない首里は崎山の意地のスパイクからリズムを作り、終盤で最大4点差から同点に追いつきます。

しかし、その流れを切ったのは西原のエース田崎でした。最後もエース田崎が決め、粘る首里を振り切り西原が2年連続で全国への切符を手にしました。

田崎憲斗選手
「自分たちの持ち味を出して目標である全国ベスト8を目指して頑張ります」

春高バレー全国大会は年明け1月4日東京体育館で開催されます。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい