多くの人をハッピーに アリカワコウヘイ!活動の原点・沖縄から世界へ
こちらの愛らしいキャラクターマシューくんを生み出した芸術家・アリカワコウヘイ!さんの活動20周年を記念した展覧会が西原町で開かれています。
毎年沖縄で展覧会を開くアリカワさん、その裏には沖縄への感謝の思いがありました。
来場者
「すごいかわいくて、癒されてお家にも飾りたいなと思いました」
「石垣島から来ました。あったかい感じで、自然と微笑みが出る感じです」
「単純にかわいいというのもあるし、見ていてあたたかい、ちょっとほっこりする」
多くの人を惹きつける作品を生み出す芸術家・アリカワコウヘイ!さん。
アリカワコウヘイ!さん
「僕の人生を変えてくれたんです沖縄が。僕が生み出したアートがきっかけで沖縄の皆さんとこうやって繋がって、今がある」
福岡県で生まれ親戚がいる沖縄で幼少期や高校、大学時代を過ごしたアリカワさん。
スポーツに打ち込んでいた青年は大学卒業を機に新たなチャレンジを始めました。
アリカワコウヘイ!さん
「自分の人生を変えるために一番苦手なものにチャレンジして、それをものにできたら僕の人生はもしかしたら変わるかもしれないと思って、一番苦手だった絵にチャレンジしました」
独学で描いた絵を路上で売り始めたのが活動の原点です。
アリカワコウヘイ!
「例えば路上で絵を描いているときとか、俺のこと全然知らんのに見ず知らずの人が声をかけてくださったり、缶ジュースを差し入れしてくれたりとか。応援してくださっているのをずっと感じてきたし、沖縄じゃなかったら絵を描いていなかった。続いていなかっただろうなと非常によく思います」
活動を初めてわずか1年で個展を開けるほどになり、自分を育ててくれた沖縄で今も毎年展覧会を開いています。
伝えたい思いはずっと変わっていません。
アリカワコウヘイ!さん
「僕がアートで追求する『ALLFORHAPPY!!ーすべては幸福のためにあるのだー』という思いを、彼が代弁してくれているんだと思う」
アリカワさんの思いを象徴するとも言えるキャラクターが、「マシューくん」です。
アリカワコウヘイ!さん
「夢の中に突然出てきてこれは描いてもらいたいんだろうなと思って。彼は僕を救うために生まれてきたんです。彼が生まれたおかげで、僕のアーティストとしての幅はすごい広がった」
そんなマシューくんに今年、変化がありました。
アリカワコウヘイ!さん
「今まではバストアップしか描けなかったものが、足もあって、ブランコに乗っているということは、僕にとってはもう、月面着陸ぐらいな感じですね」
「王冠をこうやってかぶっていたりとかそういう新しい世界が今年は表現できています」
『これまで同じ格好で同じ表情だったマシューくんに動きが出始めた』
さらに会場には、打って変わってタッチが異なる作品も。
アリカワコウヘイ!さん
「アートの世界というとどうしても『そのアーティストはこのカラー』みたいなものがどうしてもあるんですけど、僕はそれが嫌で。自分にはもっとどんな可能性があるのかということを日々研究していく中で生まれた作品」
『流るる川は時に果報のごとし』
アリカワコウヘイ!さん
「花のように見えるあれは幸福のメタファーと言って僕の象徴的な幸せのシンボルみたいな感じで描いていて」
活動20周年を迎えた今、アリカワさんが伝えたい思いとは。
アリカワコウヘイ!さん
「もうとにかく沖縄の人への感謝の気持ち。沖縄の人に応援してもらっていなかったら今はない。それを返していきたい」
展覧会初日は開場前から大行列で多くの人が駆けつけました。
来場者
母「かわいくて、明るい気持ちになれる。それでこの子たちにも見て欲しいなと思って」
息子「絵がかわいかった」Qどの絵がかわいかった?「ぜんぶ!」
3世代で来ていた親子
祖母「とっても癒されました。孫が起きていたらもっと良かったんですけど」40母「寝ている作品とか、子どもと同じ顔だと思って。ほっこり幸せな気持ちになって、すごく癒されました。」
母娘
母「毎年恒例で、毎年楽しみにしています。一大イベントです」
娘「かわいいし、赤ちゃんの絵とかかわいい絵がいっぱいあるから好き」
アリカワコウヘイ!さん
「来年以降海外での活動も徐々に増える予定なので、そういう意味では次のステージに向かう。沖縄がスタートラインで、そこから僕のミッションはとにかくアートというキーワードをもとに、世界中の人を幸福感で満たしていくということが僕の生きる使命」
たゆまぬ創作活動でハッピーを届けるアリカワさん。多くの人々を笑顔にしてきた作品は活動の原点・沖縄から羽ばたいていきます。
アリカワコウヘイ!さんの展覧会は今月27日まで西原町のムーンテラス東崎音楽堂で開かれています。
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