DXで沖縄の産業活性化 見本市リゾテックエキスポが開幕
デジタルの技術を活用し観光をはじめとする沖縄の産業の活性化を目指すリゾテックエキスポが9日、始まりました。
リゾテックエキスポは企業の生産性や効率化を図るDX・デジタルトランスフォーメーションの推進を目的に毎年開催されています。
5回目となる今年は沖縄アリーナを会場に国の内外から過去最多となる190の企業や自治体が参加しています。
来場者
「労働生産も非常に低下していく中で、高齢化社会の影響もある中、やっぱりデジタル化に頼らなくてはならないという所はあると思います。(DXで)産業を活性化させていくという所をやっていければなと思います」
県内のシンクタンクの調査では沖縄の県民所得の低さの要因に、「労働生産性の低さ」が大きいという結果も出ています。
経理の業務や在庫の管理をAIで行うサービスも紹介されていて、会場を訪れた人は自社の課題を解決するヒントを得ようと各ブースを回っていました。
来場者
「労働生産という所ではやっぱり人手が足りないというのがあるので、今回訪れたブースの中にもロボットとかがあって、そういったものを活用して改善して行こう、人材の方をフォローしていこうという動きもあったので。そういったのはいろいろな所に広まって欲しい」
このほか屋外で注目を浴びていたのが未来の移動手段などとして期待される自動運転の「RoboBus」です。
山内駿記者
「車両の居室は外から見るよりも広く快適で、活用の可能性は無限に広がります。
担当者
「自動運転システムがシャーシの部分にほぼ集約されていますので、車室部分が自由に設計できると。キッチンカーみたいな形で海辺に車両が並んだりというのもありますし、また病院に行けない方には自宅まで治療機器を車室に積んでそこまで移動して治療したりといった未来感があればいいかな」
会場にはITを学んだり体感したりできるブースも設けられ、高校生が見学に訪れていました。
高校生
「情報ビジネス系のコースなんですけど、IT系の会社の人たちを学ぼうと何もわからずに来たんですけど、まさかこんなにでかいとは思わかなかったし、ITって難しいじゃないですか。きょう体験して、こんなに発展しているとは思わなかったから、興味持ちました」
「就職とかはITを考えてなかったんですけど、VRとか掃除ロボとか自動運転とかを見て、いままで見た事ないものを見られて興味を持ちました」
最先端の技術が集まる見本市・リゾテックエキスポは10日まで沖縄アリーナで開かれています。
あわせて読みたい記事