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こどもホスピスを沖縄に 子どもや家族が安心して過ごせる場所に 有志がイベント
重い病気を患う子どもたちが安心して過ごせる「こどもホスピス」について広く知ってもらおうと沖縄市で講演会が開かれました。
沖縄市で開かれたイベントは、県内にこどもホスピスの設立を目指す団体が主催したものです。
「こどもホスピス」とは小児がんや先天性の心臓病など完治が難しい病気を患う子どもたちが気兼ねなく家族や同年代の子どもたちと過ごすことを目的とした施設です。
プロジェクトの代表を務める宮本二郎医師が県内での施設整備の必要性を訴えました。
▼沖縄こどもホスピスのようなものプロジェクト・宮本二郎代表
「決してかわいそうな子たちのために施すというわけではなくて自分たちにやさしさが返って来るという意味で施設をみなさんで盛り上げて協力いただければと思っています」
また、2年前に小児がんで息子を亡くした高良(高ははしごだか)めぐみさんは「漁師になりたい」と話す息子の思いを叶えたいと、担当医などと一緒に海へ魚を獲りに行った経験などを語り、「子どもだけでなく家族も支援に救われた」と話しました。
プロジェクトは2026年にうるま市内でホスピスの開設を目指していて寄付など支援の協力を呼びかけることにしています。
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