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”大麻グミ” 沖縄でも救急搬送

大麻の成分に似せた合成化合物を含んだグミを食べた人が体調不良を訴えた問題で、沖縄県内でも病院に救急搬送される事例が確認されていた事がわかりました。

厚生労働省はグミに含まれた大麻に似せた化合物を今週中にも規制の対象に指定する方針です。

いわゆる「大麻グミ」を巡っては、食べた人が体調不良を訴えるケースが東京や大阪で相次ぎ、厚生労働省が検査した結果大麻由来の成分に似せたHHCHと呼ばれる合成化合物が含まれていることがわかりました。

厚労省は今週中にも「HHCH」を所持・使用・流通を禁止する「指定薬物」に指定する方針です。

一方、県内でも今年7月に那覇市内の店舗でいわゆる大麻グミを購入したと話す20歳未満の男性が、食べた数時間後に路上で倒れ病院に救急搬送されていたことがわかりました。

県の衛生薬務課によりますと、グミにはHHCHとは別の大麻に似た合成化合物が含まれていたとみられます。

県内では危険ドラッグの摂取が原因とみられる救急搬送が去年1年で5件だったのに対し、今年は9月末までに15件と急増しています。

県の担当者は「規制の対象となっていなくても、健康に害を及ぼす成分を含む商品が出回っている恐れがある」と注意を呼びかけています。

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