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廃棄するパイナップルの茎が薬の成分に 沖縄に初の製薬工場が落成

東村のパイナップルを活用して医薬品を製造する工場がこのほど完成し、式典が行われました。県内に製薬工場ができるのは初めてです。

東村に製薬工場を建設したのは、滋賀県に本社があるジェイドルフ製薬です。

20日、完成を記念した式典と工場のお披露目会が開かれました。

ジェイドルフ製薬は痔の薬の原料となる成分をパイナップルの茎から抽出していて、安定した供給体制を確保するため、パイナップルの生産が盛んな東村に工場を構えました。

ジェイドルフ製薬・吉田逸郎会長
「医薬品の原料を国内で調達できることは医薬品の安定供給に関わる重要なこと、それが国内でできることは非常にあたりがたい」

東村・當山全伸村長
「今まで(パインの)茎は破棄していましたので、それが医薬品の原料になることでパイン生産農家にとってもSDGsの面でも良い結果に繋がるのではないか」

県内に製薬工場ができるのは初めてで、来年4月の稼働を目指し試運転を重ねながら茎の確保に向けて生産農家と連携を深めます。

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