那覇市　生成ＡＩで業務効率化へ

那覇市はデータの解析などを通じて新たなコンテンツを作り出す人工知能・生成ＡＩを使い業務の効率化を図る新たな方針を策定しました。

那覇市は生成ＡＩの導入に向けて今年８月から９月にかけて１６の部局で検証し、業務の効率化などに有効だとする結果をまとめました。

策定されたガイドラインでは教育機関、議会事務局、消防局などで文章の作成や要約、アイデアの発案に活用するとしていて、２２日の会見では生成ＡＩが下書きした市長コメントが読み上げられました。

「デジタル技術を有効的に取り入れながら、きめ細やかな市民サービスの提供に努め、人の温かみ優しさを感じられる市役所であるよう取り組んでまいりますので、ゆたさるぐとぅうにげーさびら（よろしくお願いいたします）いっぺーにふぇーでーびる（誠にありがとうございます）」

また機密情報の取り扱いや事実関係の検証力を高め、生成ＡＩを業務の決裁につなげるシステムの構築を図る考えです。

知念覚那覇市長
「（業務を）効率化し、余力を別のものに振り分けていきたいと考えています」

那覇市は活用方針に基づき来月にも業務への本格的な導入を目指すとしています。