北朝鮮”3度目発射” 沖縄県民は
「人工衛星」の打ち上げを予告していた北朝鮮は、予告期間の前に弾道ミサイル技術を使った発射を行いました。今年に入り、3度目となる発射に県民はどう感じているのでしょうか。
21日午後10時43分、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使った発射を強行しました。
事前に予告していた期間より1時間以上前に発射され、ゆいレールの運行や那覇空港の発着にも一時影響が出ました。
街の人は
「夜遅かったのでちょっとびっくりしましたね。緊急速報流れていましたけど地下って言われてもっていうのが本音ですかね」
観光客
「でもちょっと怖かったです。観光で来ているので地理も分からないし荷物をまとめて出れる準備だけしていました」
石垣市民
Q今年3度目の発射だったが「怖いなというのは常日頃思っていますね」
「戦争のニュースとかもあるので、今まではどうせ来ないだろという感じだったけど、もし次本当に(飛んで)来たら怖いなと思いました。子どもたちもいるので」
宮古島市民
「夜中にこういうのが打ち上げられたからびっくりして、きのうは眠れなかった」
「普通の民家なので、もし何か落ちてきたらアウトですよね」
中山石垣市長
「行政側としては以前と変わらない対応で準備しておりましたけど、ミサイルですので市民含め安全のことを考えると発射は基本的にはやめてもらいたい」
座喜味宮古島市長
「常に緊張を持って対応している。市民の生活に少なからず影響があると思いますので、こういう状況の打破は国によってしっかりと外交努力で解決に向けて取り組んでいただく」
22日午前、県庁で開かれた対策本部で、これまでに落下物などによる被害は確認されていないことが報告されました。
玉城知事
「通告期間前に発射を強行し、沖縄上空を通過するなど県民に大きな不安を与えたことは大変遺憾と言わざるを得ません」
今回も先島などに展開されている迎撃システム・PAC-3による対応はありませんでしたが、防衛省は自衛隊に出している「破壊措置命令」を当面継続する方針です。
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