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基地移設が進む ”宝の海” 生物多様性あふれる辺野古大浦湾

5300種類以上の生き物が暮らす名護市の大浦湾。冬の時期は海が穏やかとなり豊かな生態系をダイビングで見ることができます。

普天間基地の移設工事が進められていることにガイドの男性は「多様性あふれる海を守ってほしい」と訴えます。

普天間基地の移設工事が進む名護市辺野古。その喧噪とは切り離された世界が海の中に広がっています。

安部の海岸から400メートル沖合にあるアオサンゴ群落は長さ50メートル、幅30メートル、高さ12メートルに渡り、世界でも最大級のサンゴ群落とされています。

1000年以上かけて成長したとみられ、2007年に発見されるまで知られていませんでした。

大浦湾でのダイビングツアーを10年以上続ける岩本俊紀さんは大浦湾のすばらしさを知ってもらいたいと話します。

岩本俊紀さん
「多様な生き物の住処がある多様な環境に住む生き物たちをダイビングでみることが出来るのが特徴だなと思います」

さらに大浦湾には幾重にもテーブルが重なったようなフカアナハマサンゴや、通称・宮殿サンゴと呼ばれる巨大なハマサンゴを見ることもできます。

岩本俊紀さん
「これだけ生物多様性にあふれる海というのはやっぱり世界と比較してもやっぱり宝の海だと思います。もうそっとしておいてほしい。そういう気持ちでいっぱいです」

悠久の時をかけて形づくられた大浦湾の豊かな海の姿は、刻一刻と変わっていこうとしています。

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