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首里城正殿の”顔” 龍の飾り製作進む
首里城正殿の屋根に取り付けられる「龍頭棟飾」をつくる作業が報道陣に公開されました。
首里城正殿の唐破風の正面と瓦屋根の両端に鎮座するのが「龍頭棟飾」です。
大城良太アナウンサー
「このような巨大な龍頭棟飾を作るためには一度、200近くのピースに分けて、土を焼き、それを組み立てます」
龍頭棟飾の製作は今年3月から始まっていて行われたのは石膏でつくられた型に実際に焼く陶土を叩きつけ形を整える作業です。
平成の復元時には県外の土が使われていましたが、今回は恩納村で採取された土が使用されています。
県立芸大非常勤講師・早川信志さん
「乾燥しやすいのかなというイメージがあるので、粘土の硬さには気を遣っています。粘土と対話しながら作っている状態です」
今回の再建では技術の継承と後継者育成を目的に県内の若手技術者7人が参加しています。
龍頭棟飾は来年にも全てのパーツが焼きあがり、その後正殿の屋根で組み立てられます。
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