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沖縄市オートバイ高校生失明事件 警察官は大筋で起訴内容を求める

去年1月沖縄市でオートバイに乗っていた男子高校生が警察官と接触し右目を失明した事件で、業務上過失傷害の罪に問われている男性警察官の裁判が4日開かれ、警察官は起訴内容を大筋で認めました。
この裁判は去年1月、沖縄市で暴走行為の警戒に当たっていた男性巡査(31)が当時17歳の男子高校生が運転するオートバイを止めようと警棒を持った右手を男子高校生の前に差し出し、右目を失明するなどの大けがをさせたとして業務上過失傷害の罪に問われているものです。
初公判の罪状認否で、被告は当時のオートバイの速度については認識が違うと述べたものの「間違いありません」と起訴内容を大筋で認めました。
冒頭陳述で検察は被告が接触による事故を避けるために県警が定めている注意義務を怠り、不用意に腕を振り回したなどと指摘し、罰金刑を求めました。
裁判には被害者も参加していて、被告は「大きなけがを負わせてしまい大変申し訳ございません自分が原因でこのようなことになり日々後悔しています」と謝罪しました。
被害者の弁護人は過失であったとしても重大な結果を招いたとして禁固刑以上の実刑を科すべきと主張しました。
裁判は即日結審し、判決は12月25日に言い渡されます。
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