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オスプレイ全面停止 普天間基地の周辺住民は

屋久島沖での事故から1週間あまりが経過した7日、アメリカ軍は初めてオスプレイの全面的な運用を発表しました。

事故原因が究明されないなか普天間基地を拠点とする海兵隊のMV22オスプレイも県内各地で飛行を続けていました。

宜野湾市民
Q飛行停止発表のタイミングについてはどう感じますか?
「遅いと思います。自分達の上を通ったりするから落ちてくるんじゃないかこういった恐怖と言うかそれを日々感じているので」

「本国でも事故を多発しているから我々の上を飛んでいるというのは非常に危機感を感じています。火を噴いて落ちたという時点で止めるべきだったなと思います」

宜野湾市・松川市長
「停止は確認は取れたんだけど、どういう形で期間とかどういう整備をするのかそういった内容については詳細がはっきりしませんので、こちらとしては注視をしていく」

玉城知事
「危険極まりない機体であると厳しい評価が下されているオスプレイは、住民の生命財産に危険が及ばないところで運用するのであればそこに移駐するべき」

一方、事故原因がまだ分かっていない中で救助や捜索活動以外でオスプレイが飛行を続けていた事に対し、政府は「安全が確認された後に飛行を行うよう要請する」と述べ明確な飛行停止は求めていませんでした。

事故当初、屋久島沖で事故を目撃した人は当時の状況を「機体がぐるぐると横に回って火を噴いた墜落した」と証言していて、市街地の真ん中にある普天間基地で同じような事故が起きてしまうと住民の被害は避けられません。

事故原因はまだ究明されていない中、アメリカ軍の判断により一時的に飛行は停止されましたが、飛行停止の期限は明らかにされておらず、いつまた飛行が再開するのか危険と隣り合わせで暮らす住民の不安が払拭されたとは決して言えないのが現状です。

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