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対馬丸事件を学ぶ 海に投げ出された瞬間を追体験

子どもたちに太平洋戦争中の学童疎開を追体験し、戦争と平和について考え深めてもらう研修会が対馬丸記念館で開かれています。

1944年、アメリカ軍に撃沈され児童を含む約1500人が亡くなった対馬丸。

その悲劇を伝えていこうと対馬丸記念会が初めて企画した研修には、県内の小学生5・6年生10人が参加しています。

9日のワークショップでは、暗い部屋の中で荒波の映像を見ながら実際に10人でいかだに乗り、対馬丸が沈没し海に投げ出された当時の状況を追体験しました。

このほか子どもたちは、対馬丸の生存者で当時4歳だった高良政勝さんの体験談を直接、聞きました。

▼対馬丸の生存者
高良政勝さん「3日間、2泊3日ずっとこのいかだにすがって、お父さんが後ろから支えていた」

今月27日から子どもたちは、当時の疎開先だった宮崎県の農村などを訪れ学習を深めます。

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