少雨傾向の沖縄 大東島地方は記録的少雨 サトウキビ生育に影響も
県内の今年の降水量は前の年と比べて少なくなっていて、特に大東島地方では統計を始めて以降最も少ない量で推移しています。
冬に収穫を迎えるサトウキビの生育にも影響しています。
沖縄地方では10月・11月とまとまった雨が降らず、県全体の平均の降水量は平年と比べて10月は41%と少なくなり、11月は37%と平年よりかなり少なくなっていました。
沖縄総合事務局によりますと今月8日時点で県内のダムの貯水率は70%と平年(84.6%)を下回っていて、今のところ節水を呼びかけるまでは至っていませんが、この水準となるのは2020年の4月以来です。
この少雨が冬に収穫を迎えるサトウキビの生育にも影響しています。
日本分蜜糖工業会によりますと、黒砂糖用を除く県内の今期のサトウキビの収穫量は62万6千トンを見込んでいて、前年よりおよそ5万2千トン下回っています。
糸満市のサトウキビ農家
「台風6号からあまり雨が降ってない。ちょっとしか降らんから(キビの)長さが違う。去年は上等だった。去年は100トンあまりだったよ。今年は半分しかないでしょう50トン60トンくらい」
記録的な少雨となっているのが大東島地方です。
ことしの積算降水量は先月末までに南大東島で664ミリ、北大東島で704.5ミリ余りと平年値を大きく下回っていて、統計開始以来最も少くなっています。
※南大東:平年1513.7ミリ 北大東:平年1356.8ミリ
島の基幹産業のサトウキビは南大東村で前の年よりおよそ14%、北大東村は26%生産量が減ると見込まれていて、過去5年間で最少となる見通しです。
南大東村さとうきび生産組合・山城興安組合長
「今期は干ばつでサトウキビの葉っぱが赤くなりかけているところが結構あるんですよ。去年の半分出れば良い方だと思うんですよ」
南北大東島では本島よりひと足早く今週からサトウキビの収穫が始まる予定で、山城組合長は来期こそは豊作になってほしいと願っていました。
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