強まる安全性や管理体制への疑念 米海兵隊オスプレイ名護市安部の墜落事故から7年
アメリカ海兵隊のオスプレイが名護市安部の海岸に墜落してから13日で7年となります。現場を目の当たりにした地元の住民が脳裏に焼き付く当時の状況を語りました。
宮城元治さん
「7年前のきょうですね」
事故当時、現場近くの自宅にいた宮城元治さんです。
宮城元治さん
「あの先の方ですね、リーフから手前」
2016年12月13日、名護市安部の海岸に普天間基地に所属するMVー22オスプレイが墜落しました。
宮城元治さん
「もう真っ白です、びっくりして外に出た羽が、竜と書かれた羽が落ちて立っていた、誰が見てもわかる」
オスプレイは大破。アメリカ軍は現場を規制して残骸を回収しました。
日本政府はこの事故を墜落ではなく「不時着水」と表現しました。
宮城元治さん
「あれはどう考えてみても不時着ではない。絶対ありえないと思うけどね。(屋久島沖は)最初不時着ですぐ墜落に変わったんですよね」
先月、屋久島沖で起きた事故では政府は「墜落」と認識を改めましたが、7年前の事故については「不時着水」としたままです。
アメリカ軍は全世界に配備されているオスプレイの飛行を停止していますが、安部の空には変わらずアメリカ軍機が飛び交っています。
宮城元治さん
「最近は(オスプレイは)飛んでいるのは見ていないんですけど屋久島に落ちてからは」
Q普通のヘリはいつも飛んでいる?「そうですね。今みたいな感じ」
普天間基地のオスプレイが名護市安部で墜落した事故は、アメリカ軍機による危険性に県全域が晒されていることを示すものとなりました。
宮城元治さん
「早く沖縄から米軍基地が無くなってほしい。それだけです」
事故が後を絶たないオスプレイの安全性、そしてアメリカ軍の管理体制に対する疑念は強まるばかりです。
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