沖縄県議会　屋久島沖墜落事故の原因究明まで全オスプレイの飛行停止を求める

鹿児島県の屋久島沖で発生したアメリカ空軍のＣＶ２２オスプレイの墜落事故で、県議会はオスプレイの飛行停止や事故原因の究明などを沖縄防衛局に要請しました。

米軍基地関係特別委員会・照屋大河委員長
「今回の事故は日常的に米軍基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている沖縄県民はもとより、日本国民に大きな不安と恐怖を与えるものであり極めて遺憾である」

県議会の代表は今月７日に全会一致で可決された抗議決議と意見書を提出し、事故原因が究明されるまで全てのオスプレイの飛行を停止することや、県内に配備されているアメリカ軍機の総点検などを求めました。

伊藤局長は今月１２日に行われた日米の防衛閣僚会談で飛行の安全確保を最優先に取り組む方針を確認したと説明し、「アメリカ側から得られた情報は適切に提供できるよう努めたい」と述べました。

事故を巡り沖縄弁護士会が声明を発表しました。

沖縄弁護士会・金城智誉会長
「飛行停止にとどまらず全面撤去を求めるのが重要」

声明では国内にある全てオスプレイの撤去を求めなければ墜落等の危険から生活の安全を確保する術はないと訴えています。