OBや地域企業の後押しを受け全国高校サッカーへ意気込む名護高校
全国高校サッカー選手権の沖縄県大会を制したのは名護高校。
「松瀬決めました。名護高校初優勝!歴史を創りました!」
「歓喜の優勝から1か月。初めての全国選手権で勝利を掴むため名護イレブンはひとつひとつのプレーの強度、質を高めています」
創部54年、初めての全国に挑む名護高校サッカー部。県大会ではノーシードから頂点へと駆け上がる快進撃を見せました。
GK松瀬真之介主将
「試合になればみんな気持ちが出てくると思う。時間を無駄にしないでできる限りの事を精一杯やっていきたいと思っています」
県大会決勝の相手は県内トップの攻撃力を誇る那覇西でした。
13本のシュートを浴びながらもキーパーの松瀬を中心に体を張ったディフェンスで守り切るなど”粘り強さ”と”勝負強さ”が光りました。
GK松瀬真之介主将
「那覇西の全国でも通用する攻撃力を無失点で抑えたのは自分たちの成果。それだけで満足してはいけない」
攻撃では堅守速攻スタイルで見せ場を作った名護。
比嘉秀彩選手
「ビルドアップから相手陣地に持ち込んでそこから崩したい。それができなかったらショートカウンターで点を獲りたい」
パスで相手を崩すポゼッションスタイルと、決勝で見せた粘り強い守りとスピードを活かしたカウンター攻撃。
相手を見ながら使い分ける事ができるのが最大の武器です。
率いるのは名護高校OBの比嘉洋介監督。
比嘉洋介監督
「色々な場所でお祝いをやってくれたり、色んな方から良かったよという声が聞こえてきている」
全国出場は初めてですが県大会決勝は実に34年ぶり。今月、34年前に決勝を戦ったメンバーたちが、当時の試合を見ながら初優勝をお祝いしようと那覇市のスポーツ居酒屋に集まりました。
当時のユニフォームを来て駆けつけたOB
「歴史を今回塗り替えてくれたのは嬉しい事。集まるキッカケになったのも何かの縁。沖縄だからとか小さな島だからとかではなくて、俺たちは代表で行っていると思いながら、勝ち進んで人生が広がったみたいな人が沖縄からいっぱい出たら嬉しい」
当時のメンバーに加えサッカー部のOB、地域の企業など様々な人たちが遠征費用の資金造成のサポートなどで名護イレブンを支えます。
比嘉洋介監督
「応援してくれる人たちの為にも全国でもしっかり戦っていきたい」
比嘉秀彩選手
「名護のプライド、沖縄のプライドを持って全国で戦って、見ている人たちに感動を与えるようなプレーがしたい」
松瀬真之介主将
「全国でも戦えるレベルで1勝・2勝・ベスト4までいけば名護高校にくる生徒が増えると思っている。目標に向かって戦っている姿を見せていきたい」
まずは一戦必勝!歴史を変える初めての選手権に挑みます!
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