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辺野古28日に代執行 対話の機会を閉ざす政府

普天間基地の移設計画を巡り、国の設計変更を承認するよう命じた福岡高裁那覇支部の判決に県が応じなかった事を受け、政府は県の代わりに申請を承認する代執行の手続きに入りました。

名護市辺野古の大浦湾側で見つかった軟弱地盤の改良工事を巡り、福岡高裁那覇支部は今月20日県に対し設計変更申請を承認するよう命じる判決を言い渡しましたが、県はきのう承認しないと表明しました。

斉藤国交相
「沖縄県知事は今月20日の福岡高裁那覇支部の判決に従わず期限とされた25日までに承認しませんでした」

斉藤国土交通大臣は設計変更申請を28日に県に代わって承認することを明らかにしました。

斉藤国土相
「沖縄県知事に対し28日に沖縄県知事に代わって承認を行う旨を記載した通知を先ほど発送しました」

25日のコメントで玉城知事は「高裁判決には様々な問題がある」などとして上告する方針を示し、政府には対話の機会を繰り返し求めました。

これに対し斉藤大臣はきょうの会見で、普天間基地の移設計画は防衛省の所管事業だとして言及しませんでした。

斉藤国交相
「防衛省の所管事業なので国土交通大臣として答えは控えさせていただきたい」

一方、木原防衛大臣は。

木原防衛相
「公有水面埋立法所管の国土交通大臣の判断。防衛省として現時点で直接的にお答えする立場でない」

岸田首相(きのう)
「司法判断に従った対応がなされないことこのことについて遺憾に思います」

代執行訴訟の判決で福岡高裁那覇支部は国の申請を承認しない玉城知事の姿勢を非難する一方「国と県が対話を重ねることで抜本的な解決を図ることが強く望まれる」と結びました。

林官房長官
「政府と沖縄県との対話については、現時点では具体的な予定はない」

国が地方の権限を取り上げる代執行は全国で初めてで、政府は県が求めてきた対話の機会を閉ざしたまま代執行を通知する文書を県に送付しました。

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