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沖縄経済発展の年に 経済界の意気込み

県内の経済団体が一堂に介する新年会が開かれ、県経済の発展に向けた1年にしたいと意気込みました。

県内31の経済団体が合同で開いた新年会には県内の企業などからおよそ700人が参加しました。

県商工会議所連合会・石嶺伝一郎会長
「3年以上にわたるコロナの経済的痛手を一年程度の期間で埋めれるはずもありません。これから先何年かかけて3年間の失われた利益を取り戻さなければなりません」

観光客や消費マインドが戻り始めたことで回復傾向にある県経済。一方で、人手不足や物価高騰、エネルギー価格の上昇などの課題も横たわっています。

今年の抱負を各団体や企業のトップに聞きました。

県商工会連合会・米須義明会長
「賃金上昇イコール価格転嫁、適正価格。今年の一文字は価格の価です。今年も一年頑張りましょう。おめでとうございます。(今年の課題は)人出不足をどうやって解消するかですよね。そこだと思います。ですが経済は間違いなく上昇していく。そこに取り残されないように中小企業も追いつかなきゃいけないというのが今年の1年だと思います」

県工業連合会・古波津昇会長
「龍のごとく昇っていくと。私の名前で申し訳ないのですが今年はそういったつもりで頑張って行きます。気合は全然去年のレベルじゃないと思います。製造業としてはやはりしっかり作るものを増やしていくと量を増やしていくということで、強くしていきたいと思っています」

沖縄発のベンチャー企業、EFポリマーのCOO下地邦拓さんです。

「コロナという状況から明るく乗り越えていくというところもありつつも、世界的に見ていくと干ばつの問題だったり気候変動の問題というのはやっぱり変わらないと思っていて」

干ばつに苦しむ農家を助けたいという思いから、土の中で水や肥料を吸い取って半年間保水力を維持する「EFポリマー」を開発し、世界的な課題の解決につながるとして国の内外から注目されています。

EFポリマー・下地邦拓COO
「沖縄から世界へを体現していきたいと思います。企業だったり業界の枠組みを超えて、いかに連携を生んで大きなものを成し遂げていけるかというようなことがさらに求められる1年に、未来になってきているのかなと思っています」

沖縄の本土復帰から52年続いた泡盛の酒税軽減措置の段階的引き下げが始まる今年、県酒造組合の佐久本会長は「自立へのスタート」と位置づけています。

県酒造組合・佐久本学会長
「本土並みにやっていかないといけない部分が始まります。そして12月には日本酒、焼酎含めユネスコ無形文化遺産に登録される予定になっています。そういった部分で世界にも泡盛が知られる年にもなります。今年からは海外からのお客さんもいらっしゃるということで、世界的に泡盛というものを広められる年に変わるとは思っています」

沖縄ツーリスト・東良和代表取締役CEO
「今年は元旦から能登半島地震とかが起きて、苦しんでいる人たちを共助で”ゆいまーる”の心で助けていけたらいいなと思っています」

新型コロナで大打撃を受けたリーディング産業の観光もインバウンドの回復が大きく期待されています。

沖縄ツーリスト・東良和代表取締役CEO
「去年までは2019年比で国際線の便数が約4割くらいでしたけど、やっと2019年並みに戻っていく年になると思います。ですから、今年はもっとグローバルな観光地として盛り上げていけたらと思っています」

沖縄経済同友会・渕辺美紀代表幹事
「今年は本格的にダッシュして沖縄経済を盛り上げていきたいと思います。収益性を高めてあらゆる方に還元できる取り組みが全体でできればと思っています。豊かな社会を作っていきたい」

県経営者協会・金城克也会長
「県経済も明るい兆しが見えております。しかし本格的に回復させるにはお互いの努力が必要となっていますので、今年1年国、あるいは県、経済団体、県民とも連携をとって取り組んでいきたい。元気よくとり組もうとということで元気という2文字にさせていただきました」

コロナ禍を乗り越え、県経済の飛躍に向けた足がかりを作る一年がスタートしました。

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