企業の課題解決から 全自動の乗り物も リゾテック沖縄2024開幕
デジタル技術を活用し観光を始めとする沖縄の産業界のDX推進を目指すリゾテックエキスポが14日から沖縄アリーナで開幕しました。
企業の経営課題を解決する鍵となる最新技術を取材しました。リゾテックエキスポは企業の生産性や効率化を図るDX・デジタルトランスフォーメーションの推進を目的に毎年開催されている展示商談会で、去年はおよそ1万4000人が来場しました。
6回目となる今年のテーマは「沖縄がつなげるアジアと日本」県の内外に加え台湾や韓国などから過去最多の250社を超えるIT関連企業が出展し最新のテクノロジーを紹介しています。
▽大城良太キャスター:
「会場の沖縄アリーナには午前中から多くの事業者が訪れ、自社の課題を解決するヒントを得ようと各ブースをまわっています。」
▽来場者は:
Q抱えている課題は?
「人手不足あとはデジタル化にして業務効率化をしたいんだけど、なかなかできないという相談を最近ありますね。機械ができる事は機械にしてもらって、人手を人ができる事に割り振るというのが必要な状況です」
▽大城キャスター:
「人手不足解消のために今、注目されているのがこちら!AI搭載のロボットです。」
名護に営業所があるSHITARAでは配膳の他、掃除や芝刈りなど様々なサービスロボットを取り扱っていてコロナ禍以降、問い合わせが増えているといます。
▽SHITARA名護営業所 三輪嘉所長:
「人手不足でサービスを継続することが困難になったり、より効率化したいというお客様に対してあらゆるサービスロボットを中心にご提案させて頂いて課題を解決させて頂ければと思います」
また会場内のここにも!ここにも!至る所で目を引くのがモニターに映し出された「バーチャルヒューマン」です。
▽バーチャルヒューマン:
「旅行でやりたい事はありますか?例えば観光スポットめぐりや美味しいものを食べたい、アクティビティに参加したいなど是非教えてください」
こちらはNTTのグループ会社と映画制作や配給を手掛ける東映が共同で開発したもので、人間そっくりなバーチャルヒューマンがコンシェルジュとしてゲストの要望に合わせた情報を提案、3か国語に対応しています。
▽NTTQONOQ勝山凌太さん:
「口の動かし方とか手の表現の仕方とか、そういったところ特に意識しています。いろんな業界、例えば小売や金融業界というところでも、他の業界でも活用できるようなソリューショにしていければいいかなと思っています」
▽来場者:
「どんどん人件費があがっていくので生産性を高めていきたいという時にITの力を借りたいと思いましたので、色んな企業にご提案頂けていい場だと思います」
会場には企業だけでなく高校生たちの姿も。
▽生徒は:
「人手不足の解消とか、AIを使った色んな活用方法を知りたくて(来ました)」
「企業の展示を見て、自分たちが学んでいるITの活用方法とか、どういった進路に進みたいかを自分たちで探したい」
「来年就職や進学があるので、企業の情報を集めて(進路を)決める材料にしたい」
▽譜久村司記者:
「私がいま乗っているこの車、実はハンドルやペダルがなく、自動で走行しているんです」
こちらは、自動運転技術を手掛ける企業が開発した「Robo-Bus」、天候や速度といった条件を踏まえ自動で走行する車両で海外ではすでに実用化されているということです。
複数のセンサーとカメラで周りの人や障害物を正確に感知して安全に走ることができます。
こうした最新技術を体験できるリゾテックエキスポはあすまで沖縄アリーナで開催されています。
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