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玉城知事「激しい怒り」 米兵の女性暴行事件で外務・防衛に抗議

2024年11月に発生したアメリカ海兵隊員による女性への暴行事件を巡り玉城知事は2025年1月16日県庁に外務省沖縄事務所の宮川大使と沖縄防衛局の伊藤局長を呼び出して抗議しました。

この事件は去年11月、沖縄本島内で面識のない女性に性的暴行したとしてアメリカ海兵隊員の30代の男が不同意性交等致傷の容疑で今月、書類送検されたものです。

沖縄県内では昨年からアメリカ兵による女性暴行事件が相次いでいることから玉城知事はきょう、外務省沖縄事務所の宮川学特命全権大使と沖縄防衛局の伊藤晋哉局長を県庁に呼び出して抗議しました。

玉城知事:
女性の人権や尊厳を蔑ろにする重大かつ悪質な事件は断じて許されるものではなくこのような事件が1年の間に5件も発生したことは極めて遺憾であり激しい怒りを覚えるもので事件に対して強く抗議します

玉城知事は事件に抗議した上で「軍の規律の在り方が問われている」としアメリカ軍が創設を明言したフォーラムについて政府から早期の開催を働きかけるよう求めました。

これに対し宮川大使は事件は捜査中なので政府としてのコメントは控えるとしながらも「アメリカ側の再発防止策が着実に実行されるよう粘り強く働きかける」と述べました。

また、伊藤局長は「補償について被害者の心情に配慮しながら対応していきたい」と述べました。

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