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一人ひとりが尊重される関係に コザ高校「命の尊さを考える日」

一人ひとりを尊重することで悲しい出来事を繰り返さないと誓いました。

2021年、コザ高校に通う男子生徒が部活動の顧問から受けたハラスメントなどを原因に自ら命を絶った問題で30日、人権について考える全体集会が開かれました。

コザ高校では男子高校生の命日となる、1月30日を「命の尊さを考える日」としています。

全校生徒と職員1,000人あまりが参加し、「生徒と先生の良い関係」をテーマに集会が開かれました。

2021年、空手部の主将だった当時17歳の男子生徒が、自ら命を絶ったのは、部活動顧問からの「理不尽かつ強烈な叱責」などが原因とされています。

「生徒と先生のいい関係」について考える検討委員会集会では、生徒の有志が立ち上げた委員会が、「生徒と先生の人権」について話し合いを重ねてきた成果や、互いに尊重し合う必要性をメッセージとして発表しました。

山城萩来さん(コザ高校3年):
理想を押し付けるんじゃなくて、相手のありのままを受け入れる心が生徒と先生の関係に必要なんじゃないかと思いました。生徒や先生一人ひとりが考えて自分の意見を持つことが大事だと思う

山城さんは、人権を尊重し合う素直な思いを自分の言葉で伝えました。

山城萩来さん(コザ高校3年):
「意見の多様性をもっと共有して、意見を持つことで、あと一歩深い所まで、生徒と先生の関係にできるんじゃないかと思う」

大嶺哲司校長は、「この日を後輩たちに伝えていって欲しい」とした上で、「悩みを一人で抱え込まず誰かに相談してほしい」と呼びかけました。

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