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琉大発のベンチャーがグランプリ獲得 サウスウッド

デジタル技術を活用したサービスやアイデアを競うビジネスコンテストで、琉球大学から生まれた医療系ベンチャー企業が、最優秀賞を受賞しました。

1月に開かれた「クロステックイノベーション」で、全国110の応募の中からビジネスアイデアの最優秀賞に輝いたのは、琉球大学発の医療系ベンチャー「サウスウッド」です。

サウスウッドは、医師不足や高齢化によって2030年には引き起こされると言われている「心不全パンデミック」をAIの活用によって解決することを目指しています。

およそ180万枚におよぶエコー検査のデータをAIに学習させ、そのAIを搭載した小型エコーを使って診察することで、高い確率で心不全を発見することができるということです。

これまでは専門医にしか難しかった心不全のエコー診断を、地域のかかりつけ医でも正確に診断できるなど、医師不足の地域や離島・僻地での活用も期待されることなどが評価され、最優秀賞に選ばれました。

サウスウッド代表取締役 琉球大学 楠瀬賢也医師:
我々のソリューションがその人たちに幸せといいますか、病気を早く見つけることによって改善が見込めるんじゃないか。多くの人が健康寿命が延びる、そういった世界を考えています

サウスウッド代表で琉球大学の楠瀬医師は、「今回の受賞を今後の資金調達にも繋げたい」と話し、社会実装に向けた動きをより一層加速させたいと意気込んでいました。

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