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セグロウリミバエ緊急防除はじまる
ゴーヤーやスイカなどの農作物に被害を及ぼすセグロウリミバエのまん延を防ぐ緊急防除が14日から始まりました。対象の農作物を沖縄本島の外に出荷するためには、検査に合格する必要があります。
セグロウリミバエは、ウリ科の植物をはじめ多くの農作物に産卵し、果肉を食い荒らす外来種の害虫です。
2024年3月に名護市で初めて確認されてからこれまでに本島北部を中心に14の市町村で見つかっています。
セグロウリミバエのまん延を防ぐため農林水産省が14日から実施した緊急防除では、ゴーヤーやスイカなどウリ科の農作物をはじめとする野菜や果物を、沖縄本島の外へ持ち出すことが制限されます。
14日豊見城市にあるJAの選果場で梱包されたのは地元特産のトマトです。トラップ調査でセグロウリミバエがいないことが確認され植物防疫官の検査に合格した畑で収穫されました。
箱の取手穴をテープで塞ぐなど輸送の際にもセグロウリミバエが入らないよう対策が取られ、合格証の貼られた1750ケースのトマトが県の内外に向けて出荷されました。
那覇植物防疫事務所 青木勇治所長:
きょう見させていただいておりますけれども、これまでの対応とかトラップ調査の結果とかも踏まえてですが、きちっとJAさんの方では対応をとっていただいていると確信をしております
JAおきなわでは本島内にある10カ所の選果場で緊急防除に則った対策を続け、農作物の本島外や離島への出荷を目指します。
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