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対策や検査への対応 作業量増す農家 セグロウリミバエ緊急防除

緊急防除の対象となる農作物を栽培している農家は沖縄県外へ出荷するため対策に追われてきました。また市町村への申請や検査への対応なども加わり農家の負担が大きくなっています。

上間翔さん:
最初はどういった検査が行われるかとか、分かる前というか、わかる前は焦りました。今後スイカを作っていけるのかというくらい悩みましたし

今帰仁村でスイカを栽培する上間翔さんです。およそ4000平方メートルの畑で年間6000玉のスイカを県の内外に出荷しています。

セグロウリミバエが県内で確認されて以降、スイカに被害が出ないよう網目の細かいネットに切り替えるなど対策に追われてきました。

上間翔さん:
防虫ネットといって虫を防ぐネットなんですけど私が使っているのが1ミリ。(セグロ)ウリミバエが大体約1センチ約9ミリと言われているので(網目が)1ミリでは物理的に入ることが出来ない不可能

これまで不作のスイカは畑の近くで処分していましたが、セグロウリミバエが寄り付くのを避けるためハウス内で一時保管し、最終的には1時間ほどかけて村内の焼却場まで運び処分しています。

上間翔さん:
セグロが出てきてからは本当に作業が増えましたね

本島外に出荷するため市町村への申請や検査は農作業の合間に行わなければならなたいめ上間さんは手続きがスムーズに進むことを望んでします。

上間翔さん:
スイカによってきょう収穫するものもあればあす収穫するものある。(検査の)レスポンスが遅くなれば発送がしづらくなるので、出来るだけ早めに前もって検査して合格証を頂けた方がスムーズかなと思います

県外にスイカを出荷できなければ売り上げは激減。上間さんにとってセグロウリミバエの問題は死活問題です。

上間翔さん:
農家としては一刻も早い根絶を望んでいますね

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