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家庭菜園の管理徹底促す セグロウリミバエ緊急防除 

セグロウリミバエの根絶には農家だけでなく沖縄県民の協力も不可欠です。農水省による緊急防除の開始を受け、県やJAおきなわは家庭菜園でのウリ科野菜の栽培自粛を呼びかけています。

県やJAおきなわはセグロウリミバエの寄生の多くが家庭菜園から見つかっているとして、対象となる農作物や植物の栽培自粛を呼びかけました。

JAおきなわ 平安山英克 常務理事:
(実が)庭先で作って熟してなかったり落ちたりすると、そこに発生の原因として一番(寄生が)発見されていますので、対策としては管理をきちんとするか、もしくは自粛してもらう事も県民にお願いしてほしいと生産者の方から出ている、協力できる方はお願いしたいと思います

JAおきなわでは現在、家庭菜園向けのゴーヤーやヘチマなどウリ科植物の苗の販売を取りやめ、まん延防止に協力を求めています。

県は家庭菜園で栽培が終了した作物は速やかに片付けることや不要な果実はビニール袋に密閉して処分するなど、管理の徹底も合わせて呼びかけています。

ここで改めてセグロウリミバエが寄生しやすく、沖縄本島からの移動が制限される植物を確認していきます。

ウリ科だと、ゴーヤー、ヘチマ、トウガン、モーウィ、スイカ、カボチャなど、沖縄に馴染み深い野菜ばかりですね。

このほかにもミニトマトやピーマン、とうがらしなど、家庭菜園で栽培しやすいものも含まれています。

また、パッションフルーツやパパイヤ、グァバ、ドラゴンフルーツなど、県の内外で人気の果物も原則、沖縄本島からの持ち出しや発送ができないので、県民や旅行者は注意が必要です。

緊急防除の解除に向けて、県民一丸となったまん延防止への取り組みが求められています。

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