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県議会の一般会計予算修正案をめぐり玉城知事が総務相に審査申し立て

沖縄県の2025年度の一般会計予算が県議会で修正されたことについて玉城知事は、知事の権限である予算の提出権権を侵すものとして、総務大臣に議決の取り消しを求める審査を申し立てました。

一般会計予算案を巡り県議会では3月、県が債権の返済に充てていたおよそ58億円を借り換えて、県の貯金にあたる財政調整基金に積み増す修正案が自民党から提案され議決されました。

県は14日、知事の予算提出の権限が侵害されているとして地方自治法に基づき、総務大臣に今回の議決を取り消す審査を申し立てました。

玉城知事:
今回の議決について具体的な事業の必要性所要額今後の財政に与える影響などについて十分な議論のないまま財源確保を目的に借り換え債を増額しています

玉城知事は、修正案により2026年度以降、およそ5億円の利子が発生すると試算していて、県民負担に繋がりかねないと懸念を示しています。

申立書が受理されれば、総務大臣が90日以内に裁定を出します。

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