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大宜味村の村鳥 ホントウアカヒゲの子育て

2025年、大宜味村を象徴する鳥に制定されたのはやんばるの固有種・ホントウアカヒゲです。そのホントウアカヒゲが地域の人に見守られながら子育てを始めています。

大宜味村喜如嘉にある平良かず子さんの工房にかけられた巣箱からちょこんと見える小さなおしり。

やんばるの固有種で国の天然記念物に指定されているホントウアカヒゲです。

4年ほど前からこちらの工房に巣を作っていて、巣の中には16日ふ化したばかりのヒナもいるそうです。

ホントウアカヒゲは辺土名高校サイエンス部の提案で2月に大宜味村を象徴する鳥に制定されたばかりで、友寄村長もその姿を見学に訪れました。

大宜味村 友寄景善村長:
鳴き声はよく聞くんですが姿がなかなか見られなくて、今回の様に民家の中で営巣していることが、実際に見られるということで良いことだと思います。よっぽどホントウアカヒゲにとっては安心安全に生活できる場所ではないかと

平良かず子さん:
ある日突然箱の中から木の枝が出てたんですよ。それで確認したところ巣がちょうどできたばかり。たぶんねあの複数の鳥はここでもしかして生まれた鳥かなと思っているんですけど。また来年も来ると思いますけど

ヒナは4月末には巣立つ見通しで村は今後、地域の子どもたちと巣箱作りに取り組むなどホントウアカヒゲの過ごしやすい環境づくりを進めていくことにしています。

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