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那覇空港24時間対応空港に課題 りゅうぎん総研レポート
観光の発展にもつながる那覇空港の24時間対応には、地上スタッフの職場環境の改善を官民連携して取り組む必要があるとの調査レポートが示されました。
りゅうぎん総合研究所の調査レポートによりますと、那覇空港は観光需要を下支えに2023年度には開業時の想定旅客数を超え、貨物の取扱量は全国の空港と比較しても上位に位置しています。
一方で、カウンター業務や飛行機の誘導、貨物の積み下ろしなどを担うグランドスタッフは慢性的な人手不足が続いています。
職場の仕事スペースや休憩室などが従業員の数に対して少なく、給与水準が低いことが離職の要因だと指摘していて、現状では那覇空港の24時間の稼働は不可能と結論づけています。
りゅうぎん総合研究所 我謝和紀 上席研究員:
空港の機能強化は観光の発展には必須だと考えている。それを支えているのがグランドハンドリング業務で業務を理解して課題について機動的に協議する必要がある
レポートでは、空港の施設整備には関係機関が活発に議論できる協議体を構築し、行政による補助金などの拡充が必要だと提言しています。
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