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嘉手納基地パラ訓でヘリ使用 米軍説明に矛盾

21日、日米合意で例外とされる嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したアメリカ軍。その際、使用したのはヘリコプターです。これまで伊江島補助飛行場の滑走路の整備を理由に訓練を強行してきた軍の説明と伊江島でも訓練可能なヘリの使用は説明に矛盾が生じています。

アメリカ軍は21日午後、原則、伊江島補助飛行場で行うことになっているパラシュート降下訓練を嘉手納基地で強行し、その際、HH-60ヘリコプターを使用しました。

ヘリからの降下訓練は2023年以降、初めてと見られます。

訓練についてアメリカ軍はこれまで伊江島補助飛行場の滑走路の整備で固定翼機が使用できないためと説明してきましたが、ヘリであれば伊江島でも訓練は可能で説明に矛盾が生じています。

沖縄県が21日、沖縄防衛局に照会したところアメリカ軍から「伊江島で別の訓練などがあり使用できない状況であった」「パラシュート降下作戦にかかる隊員の資格を維持するため」などと回答があったということです。

玉城知事は「嘉手納基地における訓練はもはや常態化している」と軍の対応を批判し、また三連協の花城大輔会長は「今回の訓練について三連協で連携しながら協議し対応するとコメントしています。

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