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旧南洋群島 遺族たちが慰霊の旅に出発
「もう一つの沖縄戦」と呼ばれるサイパンやテニアンなど旧南洋群島の戦闘で犠牲となった沖縄県出身者を追悼するため22日遺族や親族が那覇空港を出発しました。
サイパンやテニアンなどの旧南洋群島は太平洋戦争の激戦地となり、多くの住民が戦闘に巻き込まれおよそ1万2000人の県出身者が命を落としました。
現地での慰霊祭は2019年に一度途絶えましたが、島に眠る肉親を思う遺族の強い希望もあり、3年前に「南洋群島慰霊と交流の旅」として再開しました。
家族6人を亡くした祖堅秀子さん:
この年まで生かされて、自分の生まれ故郷に行くというのも本当に感謝しています。自分の親兄弟は若くして逝ってしまったから
きょうだい6人を亡くした名城トミ子さん:
妹や弟がみんな向こう(サイパン)に眠っています。お墓には石しか入っていないから(Q骨は見つかっていない?)ないです
2025年は40人が参加していて、26日まで5日間の日程でサイパンにある慰霊の塔「おきなわの塔」などを訪れます。
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