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市井の歴史家 知念堅亀さんが残したもの 繁多川公民館で展示会はじまる

幻の壕とも呼ばれた沖縄県庁警察部壕の場所を特定したのが4年前に亡くなった知念堅亀さんです。堅亀さんが地道な調査を通じて残した資料の展示会が9日から繁多川公民館で始まりました。

知念堅亀さんは地元・繁多川の歴史や故事に詳しい郷土史家で、字の100年記念誌の編纂にも深く関わりました。

繁多川公民館では4年前に亡くなった堅亀さんが残した膨大な資料の一部の展示が始まりました。

沖縄戦当時の島田知事や県職員が辿った道や避難したいくつものガマを示した地図なども残されています。

繁多川公民館 南信乃介館長:
島田叡や荒井退造にもともと意識があって調べていたわけではないと思う。自分の家族や知っている方がどこでいつどのように亡くなったのか質問されて、それに答えようとした結果が資料になっていったのかな

9日は堅亀さんの妻、敏子さんも訪れました。

堅亀さんの妻知念敏子さん:
主人のことは全く。(笑)何やっているか分からなかったです。だからいまみてびっくりです。(笑)こんなことがあって、これから平和であって欲しいということですよね

知念堅亀さんの調査の足跡は、繁多川の歴史を深く知る地域の子どもたちの学習にも活かされています。

展示会は30日まで開かれています。

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