公開日

運命分かれた2つのガマ 高校生が演じる

80年前の沖縄戦で読谷村の2つのガマであった実際の出来事をテーマに高校生が劇を上演し、命の尊さや平和の大切さを伝えました。

うるま市の与勝高校と中高一貫校の与勝緑が丘中学校は6月、合同で平和学習発表を開きました。

そのなかで高校生たちが読谷村にある2つのガマ、チビチリガマとシムクガマをテーマに自ら脚本や演出を手掛けた劇を上演しました。

80年前の沖縄戦で、チビチリガマに避難した住民はアメリカ軍に捕まることを恐れ、強制集団死いわゆる集団自決に追い込まれました。

一方、近くにあるシムクガマでは、ハワイから帰ってきた男性2人が「住民は殺されない」とガマに避難していた住民を説得しおよそ1000人が助かりました。

高校生たちはふたつのガマの対比を通して戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えました。

脚本を書いた与勝高校2年 喜瀬心音さん:
リアル感というか、生々しさや怖さ、恐怖とか自分が現地に行って感じたものをこの平和集会で劇を見ているみんなにも伝わるような臨場感とか、演出などを手掛けた

与勝高校3年 東門くららさん:
この劇を観て実際に足を運んで体から感じてほしいと思いました

脚本を書いた与勝高校2年 喜瀬心音さん:
自分が学ぶだけだったら、自分の中で消化して終わってしまうんですけど、人に教えること、伝えることで、自分の学びも深くなるし

劇を見た中学生:
劇とかを通して身近なこととして感じられました

劇を見た中学生:
こんなことが一生起こらないように、経験者ではないけど自分が学んだ分いっぱい伝えられたらなと思います

沖縄戦について学び、「伝える」ことを通して平和へのバトンがつながれています。

OKITIVE公式インスタグラムはこちら!
OKITIVE公式インスタグラムはこちら!

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい