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不発弾事故で事故調査委員会 信管部分が破裂か
9日読谷村にある沖縄県の不発弾保管庫で不発弾が爆発し自衛隊員4人がけがをした事故で防衛省は陸上自衛隊に事故調査委員会を設置しました。第15旅団によりますと事故が起きた際扱っていたのはアメリカ製の75ミリ砲弾で、信管部分が破裂した疑いがあるということです。
読谷村の嘉手納弾薬庫地区にある県の不発弾保管庫で9日、不発弾のサビを取る「再識別」の作業中に爆発が起き自衛隊員4人がけがをしました。
中谷防衛大臣:
周辺地域への被害は確認をされておりませんが、周辺の皆様方にはご心配をおかけしましたことをお詫びを申し上げます
事故を受けて中谷防衛大臣は陸上自衛隊第15旅団に事故調査委員会を設置しました。
不発弾の回収や処理作業については安全管理を徹底した上で継続する考えを示しました。
中谷防衛大臣:
これを停止した場合は市中で発見された不発弾の撤去もできなくなりますので、国民生活に支障をきたしかねない
陸上自衛隊第15旅団によりますと事故当時扱っていたのは「アメリカ製の75ミリ対戦車榴弾」で信管部分が破裂した疑いがあるということです。
また、負傷した隊員4人のうち1人は入院中で、ほかの3人は部隊に復帰したということです。
沖縄の本土復帰以降自衛隊によって処理された不発弾は4万件余りに上りますが処理作業に伴う事故は初めてです。
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