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【参議院選挙】沖縄選挙区最初の週末 各候補者の動き・FNN情勢調査

7月20日に投開票される参議院議員選挙は公示後最初の週末を迎え、各候補は地域を巡り政策の訴えに奔走しました。
FNNが実施した情勢調査と併せてお伝えします。

沖縄選挙区に立候補したのは新人5人です。
公示後最初の週末、各候補は自らの政策の浸透を図るべく各地を遊説しました。

奥間さんは4日、那覇市で開かれた集会で物価高対策に加え自らが重点政策に掲げる離島振興について訴えました。

奥間亮候補:
物価高対策、目の前の暮らしが最優先。これを私は全力で進めて参ります。離島にこの沖縄振興の根幹と重要性がまさに詰まっている。可能性が詰まっている。離島を振興する事が沖縄全体のむしろ発展に繋がっていく。こうした事を感じさせていただきましたので一丁目一番地とさせていただいております

会場には石破総理も姿を見せ、奥間さんの支援を呼びかけました。

石破茂首相:
物価高で苦しんでる人たちに1年後に手当てが行くようなことではどうにもならん。給付であれば直ちに年内にはスタートする。皆さん、この沖縄から新しい日本を作る力、奥間に与えてください。必ずできます。沖縄にはその力がある

高良さんは5日に名護市で行われた遊説で、普天間基地の辺野古移設の反対と暮らしを支援する政策を訴えました。

高良沙哉候補:
今こんなにも暮らしが疲弊しているというのに、辺野古にはどんどんと予算が投入されている。軍拡よりも暮らし。今の政治は私たちの生活に、私たち生活者の声に背を向けているのではないか

選対本部長を務める玉城知事も遊説に参加し、高良さんの支援を呼びかけました。

玉城デニー知事:
お米が高くて困っている、ガソリン高くて困っている。そういう思いを形にして届けられるのが実は選挙です。投票です。その皆さんの思いを誰に届けるか、誰が実現してくれそうなのか。命どぅ宝、地域の宝、高良さちか、どうぞよろしくお願いいたします

参政党の和田さんは、本島北部と中部を重点に遊説を行ったほか、若者主体のイベントに参加し、政策を訴えました。

和田知久候補:
大胆なんですが、1人あたり0から15歳、月10万円。名前は教育給付金なんです。十分な未来に対する投資、15年20年先の一番確実な投資は子どもを作ってちゃんと教育をして、優れた大人をつくっていく事だから、そういう風にしたいなという事でこういう政策を今回掲げています

このほか、真喜志さんは、NHKのスクランブル放送の実現などを訴えていて、比嘉さんは、新型コロナワクチン被害者救済制度の創設などを訴えています。

FNNは5日と6日の2日間で今回の参議院議員選挙の情勢調査を行いました。
これに沖縄テレビの取材を加味したところ、オール沖縄が支援する無所属の新人・高良沙哉さんと自民党の公認で公明党が推薦する奥間亮さんが横一線の展開となっていて、参政党の新人和田知久さんが追う構図となっています。

高良さんは、立憲民主党や共産党など国政野党に支持を広げています。奥間さんは自民党や公明党の支持層を固めています。和田さんは参政党支持層を固めています。
NHK党の新人・真喜志雄一さんと無所属の新人・比嘉隆さんは独自の戦いです。

一方、投票先については一定程度が「決めていない」と回答していて今後、情勢が変わる可能性があります。

また、今回の選挙で重視する政策について訪ねたところ、物価高対策などの経済対策が、4割余りで最も高く次いで日米関税交渉を含む外交・安全保障政策や、年金などの社会保険政策が関心の高い政策となっています。

4日から始まった期日前投票では6日までに2万2320人が投票を済ませ、前回、2022年の同じ時期と比べて0.3ポイント低くなっています。

全国グルメ横丁
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