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老朽化した沖縄戦の戦争遺跡の保存・活用について県と市町村が意見交換
沖縄県内に点在する沖縄戦の戦跡の活用方法などについて話し合う会議が14日、県庁で開かれました。
会議では、年々戦争体験者が減少するなか、沖縄戦の実相を後世に伝えるための平和教育の施策や、戦跡の活用方法について県と市町村が意見を交わしました。
沖縄戦の激戦地・糸満市からは「市内の戦跡の多くが私有地にあり、調査や管理が難しい」とする意見が出たほか、他の自治体からも戦後80年を迎え老朽化した戦跡を保存、整備するための財源が厳しいとする声が上がりました。
県は、文化財に指定することで整備や管理に充てる予算が配分されると説明し、戦跡の積極的な保存・活用を呼びかけました。
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