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百日ぜきが流行 沖縄で過去最多となる2024年を10倍上回るペースで患者増加

百日咳の流行が全国的に続いていて、沖縄県内の患者数は過去最多だった2024年一年間を大きく上回るペースで増加しています。

県によりますと、2025年に入って20日までに確認された百日咳の患者数は918人で、過去最多だった2024年一年間の86人の10倍以上となっています。

百日咳はかぜ症状から始まり、次第に咳の回数が増えて激しくなるのが特徴です。

乳幼児が感染すると無呼吸発作や呼吸停止などの重症化、また死にいたることもあります。

沖縄県小児科医会の浜端会長によりますと、県内では2024年秋頃から患者が増え出し、一度は落ち着いたものの、この夏は再び流行が拡大しているということです。

沖縄県小児科医会 浜端宏英会長:
私のところは最近下火になってきたなと思ったら、また出てきましたね。軽い咳鼻水が始まって、熱がないのでそのうち治るかなと思ったらだんだん咳がひどくなっていくパターンです

感染対策には予防接種が重要で県や県小児科医会では、生後2か月になった乳児には速やかに五種混合ワクチンを接種するよう呼びかけています。

沖縄県小児科医会 浜端宏英会長:
(ワクチン)を受けていない子達が一番心配です。菌をやっつけても毒素が残ってしまうのですぐにはパッと良くならないんです。長引きます、だから厄介ですね。

児童・生徒や成人は、軽症となる場合が多いですが、新生児・乳児へ感染させる恐れがあるため、咳が続く場合は早めに医療機関で受診するよう呼びかけています。

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