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首里城令和の復元 国王の玉座に飾る扁額「輯瑞球陽(しゅうずいきゅうよう)」題字の彫刻手法を確認

首里城正殿に掲げられる3枚の扁額について、検討委員会は「中山世土(ちゅうざんせいど)」の次に製作する「輯瑞球陽(しゅうずいきゅうよう)」の題字の厚みを薄くする方針を確認しました。

10日に開かれた検討委員会では、首里城正殿の玉座に掲げられる3枚の扁額のうち、「輯瑞球陽」と「永祚瀛〓(えいそえいぜん)」の彫りの作業について意見が交わされました。

沖縄県立芸術大学 安里進 名誉教授:
中山世土と同じような厚みでやったときに、やはり字画が多いと見たときの印象がかなり違うということで、それで少し厚さを永祚瀛?と輯瑞球陽は中山世土よりも薄めにする

「輯瑞球陽」は1枚目の「中山世土」よりも画数が多く複雑であることから、題字の厚みを3ミリ薄くし、角に丸みを持たせる手法で本製作へと移ることが確認されました。

このほか、中山世土では木を彫り製作された「御印(ぎょいん)」を尚家文書の記述を基に見直し、堆錦の技法で製作することを検討しています。

※「永祚瀛〓(えいそえいぜん)」の「ぜん」は「土」へんに「需」

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