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嘉手納基地から派生する騒音増加 滑走路北側に位置する嘉手納町屋良では月200回にのぼる

沖縄県の嘉手納基地と普天間基地の周辺地域で、米軍機による騒音が激しさを増しています。

県は9月、2024年度の航空機騒音の測定結果を公表し、嘉手納基地の周辺では、午後10時から翌朝6時までの騒音の発生回数が、21か所ある測定局のうち16か所で前の年度よりも増加しました。

最も多かったのは滑走路の北側に位置する嘉手納町屋良で、ひと月の平均が207.1回に上っています。

また普天間基地の周辺でも、12の測定局のうち10か所で騒音が増加し、宜野湾市新城が月平均で78.7回と最多です。

また滑走路の延長上に位置する上大謝名では、2月に最大124.4デシベルの騒音を観測しています。

日米が合意した深夜早朝の航空機の飛行などを制限する騒音防止協定が守られない状況が続き、県は騒音の軽減措置を関係機関に要請しました。

対応した在日米軍沖縄事務所のウェイン・フィッシャー次長は、「厳しい国際情勢の中、軍事上必要なこととバランスを取りながら騒音問題に取り組んでいる。要請について地域調整官に必ず伝える」と述べたということです。

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