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海上保安庁がアプリを活用した海難救助訓練 ライフセーバーや水難救済会など民間団体との連携に期待
海上保安庁が水難事故が発生した際の迅速な救助に繋げるアプリを開発し、29日に北谷町のビーチで実証訓練が行われました。
新たに開発されたアプリは、水難事故の情報を覚知するとライフセービング協会や水難救済会などに要救助者の位置情報などが一斉に通知されます。アプリ内では、救助に向かった船の位置情報や現場の画像も共有され、それぞれの団体がチャット機能で随時やり取りすることで迅速な救助に繋げます。
29日の訓練はアラハビーチの沖に人が流された想定で行われ、那覇海上保安部の職員と救難所のスタッフがアプリを使った情報共有から救助までの一連の流れを確認しました。
那覇海上保安部 藤田伸樹 警備水難課長:
これまで海上保安庁と民間の救助団体とのやり取りは主に電話でのやり取りを行っていました。(アプリ活用で)最寄りのところが出ていけるような体制が構築できるのではないかと考えています
海上保安庁は全国で実証訓練を行いながら、2026年度の運用開始を目指しています。
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