”根こそぎ倒れた樹木”伊良部島や小浜島などで突風被害　気象庁機動調査班が調査

１１日先島諸島の各地で突風により樹木が倒れるなどの被害がありました。沖縄地方は大気の状態が非常に不安定で、引き続き竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

１２日午後、気象庁機動調査班が訪れたのは宮古島市の伊良部島にある平成の森公園です。

気象庁機動調査班笹本豊さん：
風によって木が倒れていると伺った、今回早急に状況を確認しに来た

突風は１１日午前１１時頃に発生し、駐車場に植えられた樹木が根こそぎ倒れていました。
調査班は、木の倒れた向きや折れた枝が飛んだ方向、被害の範囲などを詳しく調べ、今後、突風の強さや竜巻だったのかなどを総合的に判断します。

竹富町の小浜島では１１日、竜巻のようなものが発生し、風で倒れた木が道をふさいだり、飛来物で車が損傷したりする被害がありました。

同じころ石垣市大浜でも突風により車の横転やフェンスが傾くなど被害が出ていて、気象庁機動調査班がこれらの突風についても調査を進めました。

沖縄気象台は先島諸島と本島地方では１３日にかけて竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。