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若い世代に「戦争と平和」をどう伝えるか BPO青少年委員会と沖縄県内7つの放送局が意見交わす

BPO放送倫理・番組向上機構の青少年委員会は27日、戦争や平和の問題を若い世代にどう伝えていくかについて、沖縄県内の放送局と意見を交わしました。

放送が青少年に与える影響を審査する役割を担う「BPO青少年委員会」が開いた意見交換会には、県内のテレビ局やラジオ局、合わせて7社が参加しました。

戦後80年の今年、委員会が中高生30人に行ったアンケートでは7割以上が「戦争の実相に関心がある」と回答した一方で、恐怖を感じる映像を「見たくない」と答えた生徒が2割を超えました。

委員からは戦争について考えるきっかけ作りとして、アニメーションや短い動画を活用する案などが提案されました。

BPO青少年委員会 沢井佳子 委員:
家族を亡くしてこの子は寂しいだろうなと共感するとか、心の物語として入っていくというのは、ショッキングな映像は使わないということができる

一方で放送局からは、当時の映像や体験者の証言など、ありのままの記憶を丁寧に伝える戦争報道の意義も指摘されました。

意見交換会では放送各社が工夫を重ね、戦争の記憶の継承に向けて発信を続けていくことが確認されました。

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