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災害時の情報共有で連携強化 南城市で全国初の検証訓練

大規模な災害の発生時に迅速な救助に繋げようと、最新のデジタル技術を活用し、消防や自衛隊など関係機関の連携強化をはかる訓練が21日、沖縄県南城市で行われました。

消防や警察、自衛隊、それに医療機関などから約150人が参加した訓練は、スマートフォンのアプリを使いそれぞれが収拾した情報を一元化し、救助活動に活用できるかを検証するもので、全国で初めて実施されました。

災害現場では、救助を待つ人の容態や現場の状況を正確に把握するため、情報共有が欠かせません。

訓練では、被災者の捜索や救助活動、救命対応などの状況をスマートフォンのアプリを使って共有しました。

どの場所にどの部隊が展開しているかや、救助に向かうための安全なルートなど情報が随時更新され、指揮所では共有された情報を基に、部隊の配置や派遣の可否など必要な指示を出していました。

島嶼地域の沖縄は、限られた自衛隊や警察、消防など実動機関の連携がより求められることから、訓練を主催した防災科学技術研究所は、今回の結果をさらに検証し、災害への対応力向上に活かすとしています。

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