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米軍が年内にも単独パトロール再開へ 民間人男性の誤拘束を受け、中止から約1ヵ月
米軍が現在停止している基地の外での単独パトロールについて、早ければ年内にも再開させる方針を日米両政府が確認した事がわかりました。
米軍は兵士による女性暴行事件の再発防止を目的に、4月から沖縄県や沖縄市などと合同で民間地でのパトロールを開始し、9月以降は単独でのパトロールを実施しています。
11月、沖縄市で単独パトロール中の憲兵隊が民間人の男性を誤って拘束し、米軍は事案の調査が完了するまで単独パトロールを中止すると発表していました。
26日に発表された日米合同委員会の声明によりますと、日本側は今回の事案について遺憾の意を表明し、再発防止策を講じるよう在日米軍に申し入れました。
これに対し、米軍は追加的な研修が実施され次第、早ければ12月末にも単独パトロールを再開する意向を示しています。
米軍による民間地でのパトロールを巡っては、事件の未然防止に繋がると期待する声がある一方で、米軍が日本国内で警察権を拡大させる恐れがあると指摘する見方もあります。
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